「TOEFL」一度は聞いたことのある方も多くいるのではないでしょうか。
日本では就職、転職時に有利なTOEICについて知っている方は多いと思いますが、TOEFLについてはご存知でしょうか?
今回の記事はTOEFLの概要とFirst English Global CollegeでのTOEFLクラスについてご紹介します!
TOEFLとは何か?
TOEFLとはアメリカ合衆国の非営利教育団体「ETS」によって開発された英語能力測定テストのことです。
一般的な呼ばれ方は「トーフル」で、「TOEFL®︎(Test Of English as a Foreign Language)」の略となっています。
最初にTOEFLの概要について説明します。
TOEFLは何を学べるの?試験内容について
TOEFLの試験内容は他の英語試験と比べてより学術的、専門的な内容が出題されます。
『主なトピック』
人類学/歴史/生物学/遺伝学/農学/気象学 アメリカの文化/西洋文化/芸術人体 医学/教育/学問/スポーツ/物理学/化学/テクノロジー 地球の気候/天文学/環境/エネルギー問題 など |
※特に芸術や文化についての問題は、アメリカの歴史に関する内容が多く出題される傾向にあります。
また、試験にはiBT試験とITP試験の二つがあり、それぞれ違った用途がございます。
種類 | TOEFL ITP®︎ | TOEFL iBT®︎ |
対象 | 団体 | 個人 |
テスト形式 | ペーパーもしくはパソコン | パソコン |
試験内容 | ・Structure and Written Expression
・Listening ・Reading |
・Speaking
・Listening ・Reading ・Writing |
得点 | レベル1:677点満点 レベル2:500点満点 |
各30点(合計120点満点) |
試験時間 | レベル1:約1時間55分 レベル2:約1時間10分 |
約2時間 |
費用 | 約6,000円(受験者数によって変わります) | US$235(約25,000円) |
資格使用の目的 | 英語力測定 | 海外留学 |
TOEFLはどこで使えるの?目的について
「TOEFL iBT®︎」
TOEFL iBT®︎(Internet Based Testing)はIELTSと並び、将来海外で仕事をしてみたい人、留学をしたい人は必須の資格です。
海外の大学、大学院の入学時、 海外で仕事に応募するときにTOEFL iBT®︎スコアの提示が求められます。
理由としては、英語環境での仕事や教育を受けるのに適した能力を持っているかを確認するためです。
または移住ビザにも有効とされています。
よくIELTSと比べられますが、用途は同じです。
行きたい留学先の学校や職場から求められている資格に挑戦してみてください。
ただしTOEFL iBT の試験はパソコンでのタイピングになりますので注意が必要です。
IELTSにつきましてはこちらの記事を参考にしてみてください!
「TOEFL ITP®︎」
TOEFL ITP®︎(Institutional Test Program)は主に日本国内の大学入試や大学のクラス分け、会社内の英語能力測定などに多く用いられる団体用のペーパーテストです。
試験内容はリーディング・リスニング・文法の3つのセクションで構成されていおり、スピーキングテストがありません。
レベル1はTOEFL iBT®︎テストと問題数、スコアの範囲が同じで、レベル2は比較的優しい問題とされています。
また、TOEFL ITP®︎はスピーキングテストがなく、団体でテストを受けるため、他の英語の資格よりも費用が安くなっています。
比較的低価格で試験を受けることができるので、TOEFL iBT®︎を受験する前に実力を把握するための練習としてTOEFL ITP®︎を受ける方も多くいます。
自らの英語能力を客観視してみたい方にはおすすめの試験です。
※本記事ではTOEFL ITP®︎はレベル1の説明となります。
TOEFLコースの授業内容について
First English Global CollegeではTOEFL iBT®︎、TOEFL ITP®︎の両方の試験対策を勉強できます。
TOEFL iBT®︎にはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングがあり、
TOEFL ITP®︎にはリスニング、リーディング、ライティング、Structure and Written Expressionのクラスがございます。
本校の先生方は、TOEFLの高いスコアはもちろんのこと、TOEFLクラスのトレーニングも日々行っています!
信頼できる先生のもとで学ぶことができるので、スコアが伸びることは間違いないでしょう!
授業の流れとしてはTOEFLクラスでは以下の通りの時間割で授業が構成されています(1コマ50分)
Purpose (目的/なぜTOEFLを勉強するのか?) 5分
Introduction (概要の説明) 5分
Discussion (話し合い、トピックの説明) 5分
Practice (例題) 10分
Evaluation (練習テスト) 20分
Review (復習) 5分
※2回目以降の授業では目的の時間が、前回の復習の時間に変わります。
複数回の練習テストを重ね、時間を測って模擬試験を受けることも可能です!
※以下で説明しているTOEFLの試験内容は2024年4月時点での内容となります。
TOEFL iBT®︎/ITP®︎Listening
TOEFLリスニングテストはiBT︎®︎と ITP®︎で二つあり、試験内容に違いがございます。
アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語の音声が使われ、それぞれ聴き慣れておきましょう。
TOEFL iBT︎︎®リスニングは問題数28問、試験時間35分で1点問題と2点問題があります。
内容は教室内でのディスカッション、講義、学校生活での会話などです。
Part A:Short conversation
Part B:Long conversation
Part C:Talks
Part(A)では日常または学校生活での会話が短い音声で複数流れます。問題数は30問で得点の配分が1番大きいです。
Part(B)の問題数は8問で長文の会話文が流れます。
Part(C)の問題数は12問で1人の話し手が大学の講義や学校生活についてなどの説明をします。
[First English Global Collegeでの授業内容]
リスニング授業においてTOEFL ITP®︎とTOEFL iBT︎︎®では授業の進め方は同じですので、まとめてご紹介します。
本校でのリスニング授業は学校で用意されたイヤフォンを使い音声を聴きます。
※生徒様ご自身でご用意したものも使用可能です。(イヤフォンジャックのみ対応)
授業内で先生は、生徒様が試験内容をより理解するための多くのスキルを説明します。
★ここで説明している"スキル"とは試験を解くために必要な情報(ヒント)のことです。
例えば1ヶ月TOEFLコース受講する生徒様は、最初の1〜2週間は数多くあるスキルの説明とエクササイズを勉強し、残りの期間は学んだスキルを活かして練習問題を何度も解きます。
授業例としてこちらのTOEFL ITP®︎教材からスキル21を紹介します。
スキル21では長文音声を理解するために「誰が」「何を」「いつ」「どこで」の結論を頭の中で整理する、ということを説明しています。
スキルの説明後にエクササイズとして練習問題を解きましょう。
スキル21でのメイントピックの4W (Who,When,Where,What,)の情報を意識して聞き取り、文章の内容をまとめて理解することがここでの目的です。
生徒様が一つのスキルを身につけるまではエクササイズで練習問題を解きます。
答え合わせの時間も生徒様の要望で繰り返し音声を聴くことができるので自分の足りないスキルを集中的に学ぶことができます!
リスニングセクションではイディオムを知っておくこと、早い音声に慣れ、会話の内容を短い時間で読み取ること、1番は集中して音声を聴くことが高得点を取るためには大切なポイントです。
TOEFL iBT®︎/ITP®︎Reading
[試験内容について]
TOEFL iTB®︎ Readingセクションは約700字の長文が2つあり、20問で構成されています。
制限時間は35分です。トピックは幅広く、自然、科学、歴史、社会科学、政治などです。
TOEFL ITP®︎ Readingセクションは長文が5つあり、50問で構成されています。
制限時間は55分間です。トピックは自然化学、歴史、政治、芸術、などアカデミックな内容でアメリカに関するトピックが多いです。どちらとも学術的な内容ですが、文章の中に答えがありますので専門知識は一切必要ございません。
大学レベルの教科書から抜粋したものがトピックとして出題されます。
[First English Global Collegeでの授業内容]
練習テストを行う前にターゲット、ストラテジー、出題される質問のタイプを説明します。
生徒の理解力、留学期間にもよりますが基本的に1〜2週間をかけてしっかりと説明されます。
本校の授業内で教えているリーディングスキルの一部には
内容を大まかに理解するために文章をざっと読むこと、設問に答える際に具体的な詳細の読み取り方、重要な情報についての簡単なメモの取り方、などをスキルとして教えています。
例題、練習テストではこのような形式の問題を解きます。
・5W1H question
・According to the passage/Article〜
(このパッセージ、記事によると…ですが…は正しいですか?)
・Which of the following statements is supported by the passage?
(次の記述のうちパッセージが支持するのはどれか選んでください。)
授業内で先生は、「どうやってこの答えに辿り着いたか、なぜこの答えなのか、なぜこの間違いをしたのか」など生徒様に問いかけます。
これはトピックに対して理解ができているか確認するためであり、生徒様が理解するまでみっちりと教えてくれます!
★多くのスキルを学び、試験でより素早く長文を読み解く能力をつけることがこの授業の目的です!
TOEFL iBT®︎Speaking
TOEFL iBT®︎のみスピーキングテストがございます。
試験はマイクを通して解答する形式です。1人の採点官が採点をするのではなく、多くの採点官が採点をするので信頼性があります。
[試験内容について]
スピーキング試験はIndependent TaskとIntegrated Tasksの2種類の設問で全4問で構成されています。
Independent Taskは問題数1問で準備時間15-30秒と解答時間45-60秒です。
内容は身近なことについて自身の経験、知識から意見を述べる試験です。
問題の形式はトピックの説明に対しWhich do you prefer? やWhat do you think?など質問され、解答していく形式です。
短時間のため、素早く自分の意見をまとめて英語にする能力が求められます。
Integrated Tasks では3問出題されます。その中の2問は文章を読み、音声を聴いて内容を要約して話すことが試験方法の一つです。
読みのパッセージではおよそ100単語ほどの文章が出題されます。準備時間が30秒で解答時間が60秒になります。
もう1種類の問題形式はリスニングをした後にスピーキングで解答する形式です。 問題数は1問で準備時間20秒、解答時間60秒となります。
[First English Global Collegeでの授業内容]
ここではIndependent Taskでの授業例を紹介します。
こちらのSample Task では
「あなたが尊敬する人物を説明しなさい。 また、その人を尊敬する理由と根拠となる詳細や例を挙げてください。」
と聞かれています。
最初に先生は内容を整理するためのメモの取り方を教えてくれます。スピーキング試験を受ける上でメモは必須です!
その後は複数の解答例のSample Responseの説明です。
教材を確認しながら先生からも生徒の語彙力、会話のためのアイデアをたくさん紹介してくれます!
説明の後はトピックを変えて繰り返し先生とスピーキングの練習をします。
先生はスピーキングを聞いている間、メモを取るので生徒の発音、語彙力、文法について確認しているのでより詳しく生徒の修正すべき点を捉えてくれます。
★授業中はスマートフォンを使った録音も可能ですので、練習テストの内容から先生と共に振り返ることで自分の改善すべき点を見つけやすくなります。
TOEFL ITP®︎Structure and Written Expression
[試験内容について]
Structure and Written Expressionは2つのパートに分かれています。
問題数はStructureが15問、Written Expressionが25問の計40問で構成されています。
制限時間は25分で他のテストと比べて短く設定されています。
主な内容は英語でのエッセイやレポートなどを書くときに、学生が多く間違える文法項目を中心に問題になっています。
Structureでは文中の空欄または下線部に正しい語句をあてはめて文章を完成させる内容です。
文の構造に関する問題なので品詞についての知識が試される場でもあります。
In the past, lions _______ common in many parts of the world.
B)only
C)when
D)once
Written Expressionは文中の誤った箇所を選ぶ選択問題となっています。
Although a kangaroo (A) normally uses (B) its large feet and strong legs (C) for hopping, (D) but it can also swim.
[First English Global Collegeでの授業内容]
Structure and Written Expressionで最初に学ぶことはStructureのパートのGeneral Strategies(一般的な攻略方法)からで、
Structureの問題を攻略する上で解く順番やおすすめの攻略方法を教わります。
次に他の科目と同じく問題を解く上で重要なスキルについて学びます。
スキルを学んだあとはそのスキルを活かすエクササイズ(練習問題)がありますので、一つの授業で多くのスキルを身につけるように意識して授業を受けてみてください!
Written Expressionはスキルは40個もあり、基本的にスキルは全て学びます。
Structureクラス授業例
エクササイズ1は文中の主語と動詞を選びます。また、文が正しいか、正しくないかを判断します。
先生からは文が正しくなかった場合でもなぜ正しくないか質問されますので理由と答えを説明しましょう。
生徒が授業で扱うトピック、単語(例えばprepositionを説明してください...など)についての意味が理解できていない場合は意味の説明を挟んでから再び授業を進めます。
★先生たちはどんなに小さなことでも生徒のわからないことを一つずつ丁寧に無くしてくれます!
TOEFL iBT®︎Writing
[試験内容について]
TOEFL iBTのライティングセクションは、全2問でIntegrated taskとAcademic Discussion taskで構成されています。
Integrated task (短い文章を読み、短い講義を聞く内容)が20分でAcademic Discussion task(ディスカッションで意見を述べる内容)が10分で合計30分です。
ライティングとは言っても実際の試験ではパソコンでのタイピングになります。
[First English Global Collegeでの授業内容]
授業ではパソコンを使用することがありますので、TOEFL iTB®︎ writingクラスを受講される生徒様はご自身でのパソコンの準備をお願いいたします。
最初にwritingの課題に効率的に取り組む方法(スキル、ポイント)を教わります。
Integrated Writing Taskの場合
・スキルの内容を大まかに説明すると、
・Sinonym(同義語)を抑えること、
・音声で流れる講義内容での重要な点のメモの取り方、などです。
Academic Discussion taskの場合
10分以内におよそ200語もある講義の文を読んでから自分の意見として文を作成しなければならないため、とにかく時間がありません。
先生は、文章を読む上で省くべき文と自分の文章を構成する上で大切なポイントを7つのステップに分けて説明します。
授業では最初に問題文を読み、自分の文章を記入するのではなく、口頭で説明します。
文を読んでから自分の意見を述べることに慣れるまでしばらく練習します。
Writingではお題で使われた文章を直接引用してしまうと減点対象とされます。
自分の言葉で内容をまとめることがWritingタスクで大変なところです...
なので先生は読解と講義の両方から詳細な情報の読み取り方と文を作成する際に使う語彙(テンプレートの文章)を教えてくれます!
★簡単なボキャブラリーを使用してばかりではスコアが伸びません、ライティングの授業では少し難易度の高い単語や熟語も学ぶことができます。
料金について
2024年現在の料金表は以下になります。
滞在時で料金が異なる場合がありますのでご気軽にお問い合わせください。
※試験対策用のクラスとなりますので他のコースとは料金に違いがございます。
(1日8コママンツーマンコースもございます)
まとめ
日本から出て周りとは違った生活がしたい!英語圏で留学、仕事がしてみたい!
などの夢を持っている方も夢を達成させるためにTOEFLのスコアを持っていると、より実現に近づくはずです!
ぜひFirst English Global College のTOEFLクラスを受け、自分自身のスキルアップとしての留学をしてみてはいかがでしょうか。