First English Global College

フィリピン留学 週末の過ごし方の紹介(カオハガン島紹介)

 

みなさんは「カオハガン島」という島の名前を聞いたことがありますか?

First English Global Collegeが位置するマクタン島からボートで行くことのできる距離にパンダノン島やスルパ島、ヒルトゥガン島などの離島がいくつかあり、それぞれ異なる魅力や特徴を持っています。

今回は、「マリンアクティビティも良いけどそれ以外も楽しみたい!」、「フィリピンのヒーリングアクティビティに興味がある!」そんな方に向けて、セブ島留学に来た際にぜひ訪れていただきたいカオハガン島について紹介をします。

 

カオハガン島とは

カオハガン島はマリゴンドン港(Marigondon Port)からボートで約40分の距離に位置する島です。

カオハガン島もまたアイランドホッピングのツアーの中に組まれていることの多い島の一つです。

アイランドホッピングでは数時間ビーチに立ち寄るだけになっていることが多いのですが、カオハガン島を訪れる日帰りツアーや宿泊ツアーなども存在します。

今回はそんなカオハガン島でのおすすめの過ごし方を中心に紹介していきます。

 

サイクリングで島の風景を楽しむ

カオハガン島は小さな島で、自転車で島を一周して散策することができます。

交通量が少なく、島内の道路は比較的静かなため、サイクリングに適した環境が整っています。

島内には自転車を貸し出している施設やゲストハウスがいくつかあるので事前に予約しておくと便利です。

美しいビーチを横目に自然の美しさを感じながらゆっくりと島の風景を楽しむことができます。

島にはガイド付きのサイクリングツアーもあり、ツアーでは島の隠れたスポットや美しい景色を案内してもらいながら、サイクリングを楽しむことができます。

ガイドの方から島の歴史や文化について学ぶこともできるため、より深くカオハガン島について知ることができます。

また、サイクリングに適した軽くて動きやすい服装やサングラス等があると快適にサイクリングをすることができます。

 

ローカルフードにトライ!

カオハガン島にあるレストランやリゾートでは、新鮮なシーフードを中心としたローカルフードやフィリピンの典型的な料理を楽しむことができます。

島の周辺で獲れたシーフードを使った料理はとても新鮮で、特に焼き魚や海老貝料理が美味しいと評判です。

 

 

カオハガン島で試したいローカルフードをいくつか紹介します。

 

 

カオハガン島で試してみたいローカルフード

フィリピン風サラダ(Ensaladang Talong)
「エンサラダ・タロン」は、焼いたナスを使ったフィリピン風サラダです。

ナスを焼いて皮をむき、トマトや玉ねぎ、ココナッツ、魚のソースなどを加えて、軽く味付けされています。

暑い日にさっぱりと食べやすい料理となっており、シーフードやお肉と一緒に楽しむことが一般的です。

フィリピン風焼き魚(Inihaw na Isda)

"イスダ Isda"はローカルの言葉で"魚"を意味します。
グリルした魚「イニハウ・ナ・イスダ」はフィリピン料理の定番で、新鮮な魚を炭火で焼き、レモンや塩、ペッパーでシンプルに味付けして食べます。

食材の鮮度を活かしたシンプルな調理法で、魚本来の味を楽しむことができる点が特徴的です。

バコール(Bacol)
「バコール」はフィリピンの伝統的な軽食・おやつで、特にカオハガン島では地元の家庭で作られていることが多いと言われています。

トウモロコシを使った甘いペーストのようなもので、ココナッツやタピオカと一緒に提供されることもあります。

ラカモ(Lakamot)
「ラカモ」もフィリピンで一般的なデザートの一つです。

ココナッツミルクで煮込んだ甘いデザートで、タロイモやさつまいも、マンゴーなどと一緒に提供されます。

トロッとした食感と優しい甘さが特徴で、暑い時期にはぴったりのデザートです。

サンセットを眺める

カオハガン島は商業的な開発が少なく、観光地としては他の離島と比べて静かになっています。

島には西向きのビーチがあり、美しい西日は絶景の一つです。

サンセットの時間帯は海の音や風の音を感じながら、心を落ち着かせることができます。

海に沈む夕日を見ながらリラックスできる瞬間です。

カオハガン島のサンセットは、インスタグラムや写真撮影が好きな人にとってはまさに絶好の撮影スポットです。

特に木々がシルエットになり、夕日とともに写る景色はとても美しいです。

 

サンセットの前後のタイミングでは空の色の変化を捉えることができるので、綺麗な写真を撮ることができます。

日没の時間は季節によって変動しますが、一般的には午後5時半から6時半の間にサンセットを見ることができます。

夕日が沈んだ後、カオハガン島では美しい星空を見ることができます。

空気が澄んでいる夜には綺麗な星座や流れ星を観察することができ、昼間や日没の時間帯とはまた違った空の一面を感じることができます。

 

日本人の島民によるリトリートアクティビティ

「日常の疲れやストレスをリフレッシュさせたい!」という人におすすめなのがリトリートアクティビティです。

リトリートとは忙しく過ごす日常生活から一時的に離れ、心身をリフレッシュして自分と向き合う時間を過ごすことを指します。

カオハガン島は特にこのリトリートの分野で日本とのつながりが深まっています。

 

特にヨガ瞑想などのリトリートアクティビティを行う施設があり、静かな島の環境で心身をリフレッシュさせたい方には最適です。

この島でのリトリートアクティビティは小規模になっているため、人と人との距離が近いです。

少人数で行われるセッションやプログラムが中心ということもあり、自分のペースで心身をリフレッシュできます。

島の男性と結婚をされ実際にカオハガン島で暮らされている日本人女性の方はヨガのインストラクターをされており、「英語が上手く話せないので不安という方」でも安心してアクティビティに参加することができます。

 

また、このリトリートアクティビティ以外にも伝統的なフィリピン式のマッサージ、リフレクソロジーなどリラクゼーションのプログラムが豊富に揃っています。

 

伝統工芸品 カオハガンキルト

カオハガン島について紹介する上で外せないのが「カオハガンキルト」です。

カオハガンキルトの概要と特徴、購入場所について紹介をしていきます。

カオハガンキルトとは

キルトとは「表地に薄い綿をかませ、重ねた状態で縫ったもの」を指します。

カオハガンキルトは、この島の伝統工芸品として知られており、地元の住民が代々手作業で作り続けているものです。

(カオハガン島のキルトは、非常にユニークなデザインで、訪れる観光客からとても人気があります。)

カオハガンキルトの特徴

カオハガンキルトは、全て手作りで作られています。

地元の方たちが、布を1枚ずつ手縫いで繋ぎ合わせて作るため、どれも温かみがあり、時間と手間がかかっています。

現在カオハガン島だけで100人以上の人がこのキルトを縫っているそうです。

 

カオハガンキルトは、パッチワークや刺繍などが取り入れられており、鮮やかな色使いが特徴です。

赤、青、黄色、緑などの色が豊富に使われており、島の自然や文化にインスパイアを受けたデザインが施されています。

特に海や空、植物や動物などがモチーフになっていることが多く、この島の自然との繋がりが感じられるデザインです。

 

カオハガンキルトのデザインには、フィリピンの伝統やカオハガン島ならではの文化が反映されています。

住民の方たちは、自然の恵み日々の生活の中で得たインスピレーションをキルトに込めており、それぞれのキルトには作り手の文化が表現されています。

実用的なカオハガンキルトは、装飾品としてだけではなく、実際に寝具やブランケットとしても使えるくらい丈夫です。

長期間使用しても色が褪せることがあまり無く、柔らかくて温かい素材で出来ているので非常に実用的なのも、魅力の一つです。

平均的に一家族に一人の人が、キルトを縫っていると言われており、キルトの収入が、カオハガン島に住む人たちの暮らしを大きく支えています。

 

実はキルトに使用される布は、地元の材料やリサイクルの布が使われており、環境にも配慮されています。

単なるお土産としての価値だけでなく、地域の伝統的な技術と文化を支援するものとしても重要です。

このカオハガンキルトや観光による収益が島のコミュニティに還元され、地域の文化を守り・育てる手助けとなっています。

手作りであるため、機械で大量生産品のキルトとは異なり、一つ一つに独自性があります。

作り手である島の人たちの思いや願いが込められているのがいいですね。

 

 

カオハガンキルトの購入場所

・島内のマーケットや店舗
カオハガン島には、地元の職人が作ったキルトを購入できるショップがあります。

観光客向けの店舗や、島内にあるゲストハウス、リゾート施設等で販売されています。

 

・カオハガン島のコミュニティショップ
地元のコミュニティショップや工房でも、カオハガンキルトを購入することができます。

これらのコミュニティショップで購入すると、キルトに使われた素材や、製造の過程について詳しく聞くことができ、生産者側のリアルな声も聞くことができるというメリットがあります。

カオハガン島と日本人との関わり

カオハガン島と日本人の関わりは、比較的近年において深まってきています。

特にリゾート開発や観光業を通じた交流ボランティア活動、そして日本人オーナーやスタッフが関わる施設などを通じて、カオハガン島と日本人の絆が築かれてきました。

島のオーナーは日本人!?

カオハガン島と日本人との関わりは1991年に日本人の崎山 克彦氏がこのカオハガン島を購入したことから始まります。

崎山氏はセブ島の南の海に浮かぶ小さな島であるカオハガン島を気に入り、この島のオーナーとなりました。

元々収入源がなかったこの島にキルト作りを導入し、キルトを販売して収益を得るフローを作り上げたそうです。

私がカオハガンに暮らし、その土地を使わせてもらっている間、そのカオハガンの自然の環境、そして島民たちの暮らしの環境を保ち、それを、いっそう良いものにしてお返しすることなんだ」とおっしゃっています。

ボランティア活動と支援活動

カオハガン島では、日本からのボランティア活動が積極的に行われています。

特に島の教育生活支援を目的とした活動が行われ、日本人ボランティアが地元の島民と協力し、地元の子どもたちに日本語や日本文化を教える活動が続いています。

日本人のボランティア団体が島の住民と密接に関わり、教育環境保護地域開発などの分野で活動しています。

こうした活動を通じて、日本とカオハガン島の文化交流が年々深まっていっています。

日本人による手厚いサポート

カオハガン島にあるいくつかの宿泊施設やレストランでは、日本人の方がいます。

日本人の方のサポートによって、英語が苦手な日本人観光客の方でも言葉の壁を感じずに島の文化や観光地を楽しむことができます。

日本人スタッフは島民と日本人観光客とを結ぶ橋渡しのような役割を果たしています。

日本語を話せるスタッフがいることで不安要素が減り、より楽しく快適に過ごすことができるため、カオハガン島は日本人旅行者にとって、特に安心感が得られる離島となっています。

日本人観光客の増加と文化的影響

日本人観光客が増えるにつれて、カオハガン島には日本語メニューを提供するレストランや、観光地の日本語案内の表記が増えてきました。

 

また、日本人の観光客をターゲットにした特別なツアーやアクティビティが提供されるようになり、島の観光業が発展しています。

日本人観光客の増加は、島民にとっても新しい文化的な経験となり、日本の文化や習慣に触れる機会となっています。

 

また、日本人観光客は島の環境や文化を大切にする方が多い傾向にあり、環境保護持続可能な観光に対して貢献をしています。

 

まとめ

カオハガン島はセブ島周辺にある他の離島と比べて少し独特でユニークな特徴と歴史を持っています。

綺麗なビーチやマリンアクティビティが魅力になっている島が多くある中、このカオハガン島はリトリートアクティビティ伝統工芸品日本人とゆかりがあるというのが他にはない魅力となっています。

また、島を訪れた際には実際にカオハガン島で暮らしている日本人によるサポートや案内が受けられるので初めてフィリピン留学やセブ島留学で訪れる方におすすめです!