みなさん、シャドーイングって聞いたことありますか。
シャドーイングとは、英文を聞き終えてから繰り返す「リピート」とは違い、聞こえてくる英文のすぐ後ろを影(shadow)のように追いかけるのが「シャドーイング」です。
リピート例:
講師がABCと言った後に生徒がABCという
講師)ABC
生徒) ABC
シャドーイング例:
講師がABCと言っている最中Aのすぐ後に生徒がAと入って講師が言ったことを追いかけます。
講師)A B C
生徒) A B C
First English Global Collegeではシャドーイングクラスを選択することができます。本日はそちらのシャドーイングクラスについてご紹介をしていきます。
シャドーイングをすることのメリットは?
前途の説明でなんとなくシャドーイングについてご理解いただけたかと思います。
しかし、シャドーイングをすることが本当に英語力向上に繋がるの?と疑問に思う方もいらっしゃいますよね。
メリットのご紹介と共にアウトプット理論を説明します。
①発音の聞き取り
発音の聞き取り=自分が発音できること
シャドーイングを行うことでリスニング力の向上、英語音声の知覚を鍛えることができます。
②意味を理解すること
意味を理解すること=自分で英文を産出できること
シャドーイングを繰り返すことでスピーキング力の向上、プロダクティブリスニングとしての効果がうまれます。
シャドーイング授業の流れは?
シャドーイングのメリットをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
続いて実際にシャドーイングの授業がどのように行われていくか説明していきます。
①リスニング
『生徒はテキストの全体的な意味を理解しようとします(例:会話、トーク、短い文章など)』
•生徒に音声を聞いてもらいます。
•それについて生徒の理解度を尋ねます。生徒が意味を理解できない場合は、もう一度音声を流します。
(オーディオは最大3回再生します)
②つぶやく
『生徒は音声を聴きながら文章を読んでつぶやく』
•話し手と一緒に低い声で文章を読んで、音声を親しみます。講師は音声を2回再生します。
③並列読み取り
『文章を見ながらシャドウイングまたはリスニング中に文章読み上げ』
•生徒はこの手順を最大3回行います。
•講師は生徒のイントネーション、リズム、発音を聞き、その経過を記録しています。
•講師は、最初の同時読解の後、生徒の間違いを指摘します。
•講師は、2回目と3回目の試行中に指摘された部分が修正されたかどうかを確認しています。
④文章内容(意味)の確認
『生徒はすべての単語と文章を確認します(辞書使用可)』
•生徒は意味を確認しながら、正確な発音で文章を読みます。
•講師は生徒の発音の間違いを修正し、理解するのが難しすぎる単語やフレーズについて説明します。
•文章全体を読んだ後、生徒は文章全体の概要を説明します。
•講師が質問を投げかけることで生徒の理解度を評価できます。
NOTE:
生徒が文章全体を完全に理解している場合、講師は次のことを行ってシャドーイングの単調さを解消していきます。
a,生徒に発音が難しい単語やフレーズを使って文章を作ってもらいます。
b,会話や文章が生徒の実生活とどのように関連しているかを尋ね、生徒と簡単に話し合います。
⑤プロソディシャドーイング
『生徒がリズム、イントネーション、発音に注意しながらシャドーイングを行い、テキストを見なくても文章が言えるようにします』
•講師は、発音、リズムなど生徒の間違いを指摘します。
•生徒がこの手順を何度も繰り返して、読まなくてもスムーズに流暢に話すことができるようにします。
⑥シャドーイングの繰り返し
『生徒は記憶している文章をもう一度繰り返し言います』
•生徒は文章を暗記します。
(これは生徒の能力次第で、難しい場合は、次のトピックに進みます。ここでも講師は生徒が単語、文章を正しく発音できることを確認します。)
NOTE:
復習として新しいトピックに入る前に、翌日に生徒にもう一度シャドウイングを行ってもらいます。
シャドーイングクラスのまとめ
以上、シャドーイングクラスについての説明をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
シャドーイングをすることによって、リスニング力とスピーキング力が向上して、全体的な英語力向上にも繋がっていきます。
シャドーイングという言葉じたい初めて聞いたという方、シャドーイングは知っていたけど実際に授業となるとどんなことをするのか分からなかったという方がこの記事で少しでもシャドーイングクラスについて理解が深まっていただけたら幸いです。
シャドーイングクラスに少しでも関心がある方はお気軽にお問合せください。